漫録

哲学教師の日々の雑感です。

デジャブ

以前から『平成狸合戦ポンポコ』は、人間に化けることのできる狸が人間界でやっていき、そうでない狸はおかしな宗教を信じて滅んでいくというストーリーが、英語ができる人だけがグローバル経済で活躍する人間界の現状を予言しているようだと思っていたが、今回見直してあらためて愕然とした。「化け学」という伝統的学問の復興、アドバイザーとして外部からの有識者の招聘、若手の成長への期待、派手なことをやってみるが失敗、しかしなぜかのんきな日常…なんだ、この既視感は。