漫録

哲学教師の日々の雑感です。

手本

会議で登山。

藤村の『破戒』に出てくる退職教師の風間敬之進は、ドストエフスキーの『罪と罰』に出てくる退役官吏のマルメラードフそのまま。ネットで調べると、多くの人がそう感じている模様。「設定をパクった」と書きたくなるが、作品への敬意を表して「下敷きにした」という上品な表現を選びたいと思う。