漫録

哲学教師の日々の雑感です。

『黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2』、なかなか面白かったものの前作には及ばず。ただ、冒頭近くの次の文章は、身につまされた。
「こんな人間でも大学の先生になれる世の中とは案外でたらめなものであるから、なるべく注意したほうがいいと、身をもって学生に教える、それ以外の教育活動を桑幸はしていなかった。」
しかしまあ、そんなことを教えることができればそれで十分だと私は思う。