漫録

哲学教師の日々の雑感です。

寺生(てらせい)

教室に行くと、学生一人と誰かの荷物。しばらくして他の学生諸君も参集したが、その前に、寺に寄宿しているというその学生の一日のスケジュールを聞く。朝の5時に始まる彼の日課において、純然たる自由時間はほぼ二時間。なるほどこれでは、同じような日課を過ごしているであろう他の学生たちはああなるわけだわねぇ、と思いつつ、せっかくなのだから何とかこういう制度を教育的に活用できないものか、とも考える。