マイケル・ジャクソンの映画『This is it!』から。
「イヤフォンの音で自分の歌が聞こえない。意図はわかるけど、自分の耳で聞いて歌うように育ってきたから、歌いにくい。怒ってるんじゃない」
「音響でできることは何かな?イヤフォンの音量を下げようか?」
「そうしよう」
「何か聞きたい音はある?ヴォーカルの音を上げようか?」
「いや、いい」
というような具合で次の曲のリハーサルに進んだ。
音響さんの対応に感心した。文句を言われたと怒るでもなく、マイケルの発言を問題点の指摘として受け止め、問題解決に向けた提案をする。プロだ。問題点の指摘を人格攻撃と受け止める社会人のなんと多いことか。私もプロになりたいし、プロと仕事したい。ゴッコ遊びはもうたくさん。