漫録

哲学教師の日々の雑感です。

キャリア

成長するとは、結局、「今」が積み重なっていくことではないかと思う。しかし、どんな「今」でも積み重なっていくわけではなくて、中身のある「今」だけが、自分のなかに何かを残していく。今与えられていることに前向きに取り組むことが「今」を中味あるものとし、明日の自分を作っていく。
愚痴ばかり言っている人とは一緒に何かをするのはつらい。一緒に何かをしたくなるのは、今を前向きに生きいている人だ。今与えられていることを前向きに捉えられるようになることが、チームワークの基本でもある。

――この前の保護者懇談会で話したことのまとめ。書いてみると、変に「前向き」で恥ずかしい。私が言いたいことは、今の環境に不満があっても、それが今の環境なのだから、とりあえずそれを受け容れたらどうかということ。その「諦め」のあとで、あえて前向きになることが、今を充実させてくれるのではないかということです。
まあしかし、なかなか前向きになれずにジタバタすることもある意味で前向きだし、逃げ出しちゃった方がいい場合もありますね。