2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今日の講義は、人格という概念のキリスト教的起源について。ついでに、わたしがM先生より年長に見えるかどうかについてにアンケート。結果は、11対4、棄権3で、M先生のほうが年長に見えるとのことでした。
四つの枠に入る数字の組み合わせが(7、8、6、1)であることを確定してようやく5の枠を突き止める。3時間かかりました。
新手のフィッシング事例報告。「不在で荷物を持ち帰りました。以下のURLで確認してください」
昨日のニヒリズム講義は『精神現象学』の紹介。さすがの破壊力で、寝ずにいた学生は3人だけ。ヘーゲルだから難しいのは当たり前という言い訳は禁止しないと進歩はない。
昨日大学でいろいろ聞いて: 愚や、愚や、汝をいかにせん。
段ボール箱50個使い切る。研究室の本はあと20箱くらいか。
『ルパン三世カリオストロの城』のテレビ放映を(DVDを持っているのに)つい鑑賞。『天空の城ラピュタ』との類似点の多さに気づく。お姫様を救うというモチーフ、隠された先祖の宝、光と闇に分かれた王家など。絵の質、物語のスケール感など、『ラピュタ』の…
勤労感謝の日なれど出勤。極楽橋駅のアナウンスに引っかかる。「極楽橋は始まりの聖地と呼ばれ」と言うが、そう呼んでいるのは南海電車そのものだ。それを社会一般の呼称であるかのように言うのにはウソがある。
三十冊ほどの本に転生していただく。その一方で、来年の欧州文学の授業をギリシア悲劇とシェイクスピア史劇の紹介にすることを思いつき、関連図書を注文する。
「かつてわれらの師父たちは乏しいながらかなり楽しく生きていた。そこには芸術も宗教もあった。いまわれらにはただ労働と生存があるばかりである。宗教は疲れ近代科学に置換され、しかも科学は冷たく暗い」(宮沢賢治『農民芸術概論綱要』)。これは木曜の…
近代浄土真宗思想の祖ともいうべき清沢満之は、阿含経、エピクテトス語録、歎異抄を自分の三部経と呼んでいたそうだ。そのエピクテトス語録の、信頼できる訳者による新訳が12月に岩波文庫に入る。待ち遠しい。
今日は最後の朝礼講話。竹内整一著『なぜ日本人は「さようなら」と別れるのか』を紹介。
五年ほど前に卒業し、今は山の上でお坊さんとして働いている卒業生と遭遇。「もっとしっかりやっておけば良かったと思いますよ。やっぱり無くして初めて気付くんですかね」などと言う。もっともらしいことを言えるようになってなによりです。
社会人コースの授業準備で、購入してあった新約聖書「Q文書」を参照する。ギリシア語の文法でわからない個所はペルセウスデジタル図書館で確認。初歩的な疑問でも馬鹿にせずに答えてくれるので、ありがたい。
「鬼滅の刃」のアニメを見る。今回の鬼は元小説家で、作品の価値を認めてもらえない悔しさから鬼になったらしい。主人公が自分の作品を足蹴にしなかったところに救われて消滅していったが、ナイーブすぎてついていけない。
cmで見た兄弟漫才のセリフ、「ガッポガッポ怒らんといて」。擬態語が間違っているだけでは面白くない。お笑いには、ネタの内容より、演者の人間を通して人間というものの愚かさが共感されることが大事。その点で、ミルクボーイは素晴らしい。
prime videoで『スターリン葬送狂騒曲』を鑑賞。佳作。コメディーが人間の愚かさを笑うものだとすると、悲しいほどのコメディー。独裁はやはり御免こうむりたい。
「Amazonの使用制限ポリシーの違反が検出されました、ログインして確認してください。」というショートメールが届き、ログインしてしまった。クレジットカード情報を書き込む寸前でURLがおかしいことに気づき、ログアウトした。念のためすぐに密林のパスワー…
講義の準備に読んだ本にわからない英語あり。アメリカ人の同僚に質問すると、彼が読んでもおかしいらしい。で、誤植と認定しました。
ケーブルカー三密。
昼は近所の新規開店のラーメン屋。ラーメンそのものはまあまあだが、お冷が臭い。
死の練習としての哲学、「それは文字どおりの具体的な死に関連し、その死の底からものを見ながらひとつの生を生きようとする、絶対的ともいうべき「生き方」への要求」(藤沢令夫)。今日の講義は、哲学と覚悟について。
宮川大輔さんの食材紹介番組で取り上げられていた栽培本シメジが売っていたので、焼いてみる。調理に問題があるのかもしれないが、残念ながら「味シメジ」の実力を実感するには至らず。
「嘘つきで、意地悪で、最悪の人格だが、だれもできなかったことを実行した。だから彼を支持する」という論理は理解できる。
今日は不整脈治療の通院。脈飛びの頻度は減っているとのことで、服薬継続。ヘーゲルが言うとおり、化学的プロセスが生命活動の基礎である。
ウィークデイだが、お山はたくさんの紅葉狩りのお客さん。わざわざ休みをとっておられるんだろうか。
研究室の書籍、段ボール90箱の見積もりなり。
prime videoで『記憶にございません』鑑賞。前半良し、後半は三谷監督お得意の「みんないい人」。わたしには甘すぎだが、好きな人もいるのでしょう。
今日の哲学、藤澤先生の本で準備したにもかかわらず、イデア論の説明に失敗。
大学院入試の時以来33年ぶりに藤澤令夫先生の『「パイドロス」註解』序説を読む。序説を独立させて岩波文庫に入れるべきだと思う。