漫録

哲学教師の日々の雑感です。

蕎麦

学長さんの最終講義と慰労会で出校。昼は、近所の蕎麦屋。前食べたときはそれほどとも思わなかったが、今日は、蕎麦の透明感と言い、弾力と言い、ほぼ満点。やはり蕎麦には季節があるということか。

翻訳

『大論理学』の翻訳について。「Insofern also jedes der als selbstaendig sich verhaltenden Einheit mit sich an sich bestimmt ist」(全集209ページ)の前半を、既存の二種類の邦訳は、「自立的なものとして振る舞う自己との統一のいずれもが」と訳しているが、それなら「jedes」ではなく「jede」でないとおかしい。また、「Einheit」が単数形なのも不自然。ここは、仏訳のように、「Einheit」以下を述語とし、また、an sichの前にコンマを補って、「自立的ものとして振る舞うものたちのいずれもが、自己と統一しており、それ自体において規定されているかぎり」としたほうがいい。