漫録

哲学教師の日々の雑感です。

同語反復

母が先月の降雪の時に転んで足を骨折したので、家事手伝いのため帰省。

「携帯電話を持っていくので、帰省中はこちらに連絡してください」と大学の事務室で言ったところ、なぜか笑いが起こった。携帯電話を携帯するのは当たり前で、ことさらに言うほどのことではないとのことである。

手本

会議で登山。

藤村の『破戒』に出てくる退職教師の風間敬之進は、ドストエフスキーの『罪と罰』に出てくる退役官吏のマルメラードフそのまま。ネットで調べると、多くの人がそう感じている模様。「設定をパクった」と書きたくなるが、作品への敬意を表して「下敷きにした」という上品な表現を選びたいと思う。

評価基準

テストの採点。採点基準はいろいろあれど、一番重視するのは、「知性の成長」。つまり、何かに気付いた、発見した、納得したということが、表現されているかどうかということ。

難波には日赤の献血センターがある。非常勤に行くたびに献血の呼びかけを聞いてきた。今日は試験監督だけだから血を抜いても大丈夫だろうと思い、献血センターによるが、都合一時間もかかるということで、断念。まあ、しかし、せっかく思い立ったので、次に難波に行くときには献血しよう。