漫録

哲学教師の日々の雑感です。

推薦図書

プラトンの『饗宴』を薦めた学生さんが、読んで内容はわかったけど、卒業論文に向けた作業としては次にどうしたらいいのか、と質問にきた。まだ三年生なのに、立派だ。それにしても、推薦図書が実際に読まれるとは、かなうことを期待もしなかった祈りが聞き届けられたような感覚。

反省

車の運転に関して母が無理な主張を繰り返すので、つい声を荒げてしまった。老人は安心させてあげねばならないとわかっているのにこの体たらく、情けない。大いに反省して論語を読むべし。

ゆるキャラ

昨日の哲学は自分としては失敗した感のある講義だったが、二年生の女子の感想では、ステージの上に椅子を出してきて座っている姿がかわいかったそうである。ある種の「ゆるキャラ」のようなものとして受け止められているのではないかというのが同僚の分析。ぬいぐるみなしに、この身このままでゆるキャラとなる、ということで、「即身ゆるキャラ」と称したい。