漫録

哲学教師の日々の雑感です。

時間

今読んでいるウィリアムズの『神の存在証明と神の人格性についてのヘーゲル』が予想以上に正確で面白いので、引証されている研究書を入手しようと密林に行くと、絶版状態。出版年は1992年でまだ新しいじゃないかと憤慨したが、よく考えてみればこれは25年前であって、結構昔。ベルリンの壁の崩壊を昨日のことのように感じる私の主観的時間感覚が、もはや、客観的時間尺度からずれているということだ。