漫録

哲学教師の日々の雑感です。

ヘーゲル哲学史講義』Ⅳ、文庫になって、誤訳が直っているかと思ったが、未訂正。

×「作品の多くが、ロックに反対しつつ人間の知性について論じたもの(『人間知性新論』など)ですが、」

○「ロックに反対して書かれた人間の知性についての彼の作品(『人間知性新論』など)は比較的大きなものですが、」

そもそもライプニッツの作品の多くが「ロックに反対しつつ人間の知性について論じたもの」のはずがない。